当然のことですが、生き物である細胞には寿命があります。
例えば
皮膚の細胞は4~5日
胃の細胞は約40日
血液の細胞と骨の細胞は約120日の寿命で、寿命がくればその細胞は死滅します。
死んだ細胞の空いたスペースにその近くの別の細胞が、2個に分裂して新しく誕生した細胞が入ることになります。
死滅する細胞と新しく誕生する細胞の数は成人で1日5,000億個以上にもなります。
古い細胞に寿命がきて死滅し、新しい細胞に入れ替わる状況を私達は新陳代謝と呼んでいます。
さて、健康を考える上でこの新陳代謝が重要なポイントになります。
細胞が新しく入れ替わる時が健康を増進させたり、からだを立て直すチャンスなのです。
どういうことかと言うと、新しく誕生する細胞が元の細胞よりも機能的に優れた元気の良い細胞であれば、そして、それが連続して誕生すれば、健康は確実に増進することになります。
何しろ1日に5,000億個以上の細胞が入れ替わるのですから、自然治癒力を高めチャンスです。
逆に元の細胞よりも質の劣る細胞が作られるようなことがあれば、自然治癒力は徐々に低下し、ある時点で病気になる可能性も考えられるということになります。
■よい細胞のための良い食事、良い水、そして深呼吸
では、活性度の高い、機能性に優れた細胞を作りつづけるにはどうすれば良いのか。
まず細胞を構築するために必要な材料の質を高め、量を確保することから検討に入らなければなりません。
また、細胞は好気性(酸素を求める)の生き物なので、血液中の酸素濃度を常に良い状態に維持する必要があります。
タバコが有害といわれるのは含有する発ガン物質よりも、タバコから出る一酸化炭素が酸素と強烈に結合することにあり、肺での酸素吸収を阻害することの害が大きいとも言われているようです。
逆に深呼吸は酸素の吸収を促進するので、ラジオ体操でも最初と最後に深呼吸を十分に行うのです。
細胞と健康のために、日常、積極的に腹式深呼吸をするのは大変良いことです。
この記事をご覧頂いたアナタ様が、1日も早く元気なお体を取戻して頂けますよう、願っています。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
坂本忠幸
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