関節は、骨と骨とのつなぎ目でゴムのようなものに覆われていて、その中は関節液(潤滑剤)で満たされています。更にその周りには靭帯や筋肉があり関節をフォローしています。
カラダの筋肉は年齢と共に衰えてくるのが一般的ですが、筋肉などが衰えることにより、関節の可動域が減少してしまいます。
可動域が減少するということは、筋肉が使われていないため縮んで硬くなってしまうということです。
また、筋肉が硬くなることにより筋肉内の血管やリンパ管が圧迫され、血行などが悪くなって周辺の組織に酸素が行き渡らなくなり、痛みや浮腫み或いは冷えなどの症状として現れてしまいます。
この縮んでしまった筋肉を無理に伸ばそうとすると、筋肉を傷めてしまう原因にもなりかねませんので、筋肉が疲れたり緊張した状態でのストレッチは避けてください。
出来れば、入浴後など筋肉がリラックスした状態で行うことで筋肉は伸び易くなります。
更に、使った後の筋肉は伸び易いという特性がありますので、この特性を利用するだけで痛くないストレッチを行うことが可能になります。
この特性を利用したものがPNFというリハビリなどで用いられているトレーニングです。
日頃から筋肉を動かすことにより、関節の可動域の減少を阻止することが出来るようになります。
これは、筋肉などをあまり使わなくなってしまう(運動不足など)ので筋肉の柔軟性が無くなることにより動く範囲が狭まるためです。
更に筋力も衰えて来ますので、につまずき易くなったりしてしまいます。
お年寄りが転倒し易くなるのはこのためです。
でも、諦めないでください。
以前にもお伝えしましたが、筋肉は使うことにより柔軟性を取戻し、結果として関節も若返ります(関節が動き易くなります)。
また、日頃からバランスの良い栄養を摂取していれば、カラダを動かすことにより骨の強化にも繋がります。
気持ちの良い程度にカラダを動かして、カラダの老化を防いで快適なカラダを維持してください。
※運動不足だからといって、スポーツクラブなどで急にカラダを鍛えたりすると、かえって筋肉を傷めてしまうことがありますのでご注意ください。
この記事をご覧頂いたアナタ様が、1日も早く元気なお体を取戻して頂けますよう、願っています。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
膝関節痛専門 整体ボディーケア 代表 坂本忠幸
03-6765-4970
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