膝関節痛の施術方針として、「膝」だけをを改善しても良くなりません。
確かに膝関節が痛いので良くする必要はありますが、最終的にご自分の脚で歩くようにするには、膝だけ良くしてもまた直ぐに膝が痛くなってしまいます。
では、何故膝だけ良くしてもまた直ぐに痛くなってしまうのでしょうか?
それは、根本原因として「姿勢や歩き方」が挙げられるからです。
長年つちかって身に付いてしまった「姿勢や歩き方」の影響で、「膝関節痛」に陥ってしまったものだと考えられます。
実際に膝関節痛を抱えている方は、「猫背、骨盤後傾、О脚」が多いと言われています。
また、膝関節痛の自覚症状が出始めた時、両膝が痛かったでしょうか?
通常はどちらか一方の膝が痛くなり、その膝をフォローするため、もう一方の膝が痛くなり、最終的には両方の膝関節痛となってしまうのです。
姿勢(仕事の姿勢や歩き方)による影響で、ある筋肉に負担が掛かり、その筋肉をカラダ全体でフォローしようとしたために別の筋肉に負担が掛かった結果、骨盤が前傾したり、後傾してしまった(股関節のロックが原因です)ことにより、膝が少し曲がった状態でしか歩けなくなってしまったのです。
例えば、膝を少し内側に入れて歩く女性(特に高校生や若い女性に多いです)、膝とつま先が別々の方向を向いてしまっています。
この状態だと股関節がロックしてしまい、膝関節に大きな負担を強いるような歩き方しか出来なくなってしまいます。
※試しに、立った状態で「がに股と内股」では上体が左右に大きくねじれるのはどちらか試してみて下さい。
膝が内を向いている方が上体は大きくねじれなくなります。
これが股関節がロックした状態です。
膝の関節痛は、結果の症状として出ているだけです。
実際に膝は悪いのですが、根本原因は他にあるという事です。
先ほどの股関節のロックはほんの一例です。
膝関節痛を良くする事は勿論ですが、姿勢を改善せずに膝関節痛は克服できないということになります。
また、膝関節痛の方は、各関節の可動域がかなり狭まってしまっている事実もあります。
膝関節痛をお持ちの方は、大腿四頭筋(ふとももの筋肉)が凝り固まっていますので、ここの筋肉を解すだけでもかなり有効です。これだけでも随分楽になると思いますので、膝の痛みを抱えている大切な方に教えてあげて下さい。
可動域が狭まっている方は、リハビリとして用いられているPNFストレッチなどにより可動域を徐々に広げ、さらに体表にストレスを掛けない指針法により各筋肉のコリを解して筋肉の状態を改善することは非常に有用な施術だと自負しております。
杉並区の街中を見ても手押し車を押しながら、或いは、杖を使用して歩かれている方がとても多いのです。
当スタジオは、「整形外科や治療院に長年通われている方」や、「年のせいだから仕方が無い」と言われてしまった方に是非お越し頂き、心もカラダも元気になり、心の底から笑顔になって頂けるような施術を心掛けています。
「長年我慢してきたのだから仕方がない」と諦めずに、希望を持って前向きな気持ちで当スタジオにお越しください。
お幾つになられても「改善することは可能」です。
この記事をご覧頂いたアナタ様が、1日も早く元気なお体を取戻して頂けますよう、願っています。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
坂本忠幸
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