心臓から送り出された血液は動脈を通って、酸素や栄養分を細胞に送っています。
送られた血液は血管と細胞の間の細胞間液により酸素や栄養分の受け渡しをしています。
役目を果たした細胞間液の水分は静脈へ、老廃物はリンパ管へ運ばれますが、筋肉の凝りなどの影響で血管やリンパ管の流れが悪くなり、細胞間液がスムーズに吸収されないと、細胞間に余計な水分がたまってしまいます。
とくに脚は心臓から遠く、さらに重力に逆らって血液を押し上げなければならないので、血液の循環が悪くなりやすくなり、その分むくみも起こりやすい部分です。
そこで登場するのが2つの力で、一つ目が第二の心臓と呼ばれている「ふくらはぎ(脹脛)」です。
歩いたり走ったりした時のふくらはぎの筋肉の動きを利用して静脈の血流を促す作用があり、「筋ポンプ」とも言われています。
もうひとつの力は、「心臓が静脈の血液を吸引する」働きです。
これらの働きによってカラダの下の方にある脚の血液は心臓に戻るようになるのです。
脚のむくみ(浮腫み)のある方は、脚の筋肉が凝り固まってふくらはぎの筋ポンプがうまく活用されていないのかもしれません。
・1日中同じ姿勢の時間が長い
・水分をあまり取らない
・手足やおなかが冷たい
・定期的な運動や歩く習慣が殆どない
・汗をかきにくい
このような方は、脚のむくみの危険性が高いですのでご注意ください。
この記事をご覧頂いたアナタ様が、1日も早く元気なお体を取戻して頂けますよう、願っています。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
坂本忠幸
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